HP制作の仕事 HP制作の相場、必要な技術

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HP制作の基本

HP制作といえば、HTMLやCSSといった言語を覚える必要があり、知識がないと難しそうといったイメージがあります。しかし、現在ではWordPressなどのCMSと呼ばれるソフトが無料で公開されており、誰でも簡単にHPを制作できるようになっています。

HP制作の基本をまとめた記事はこちらです。

何故HP制作を委託するのか

企業の情報システム部門の方や個人事業主の方がご自身でHPを制作できる時代です。では、HP制作を請け負うサービスは需要がないのでしょうか?

WordPressなどの無料のシステムを使用できるようになったとはいえ、HP制作には覚えなくてはならないことが多くあります。

・ドメインの取得方法
・サーバーの設定方法
・WordPressの使い方
・HPの装飾の仕方
・プラグインの使い方

などです。これらはHP制作を実際に行ったことがある人からすると、それほど難しいことではありません。自身のHPを制作し、色々と試しながら覚えていきます。どのようなデザインにすれば綺麗に見えるか、使いやすいHPになるか、といったことを実際に制作しながら覚えることができるのです。これは時間がかかることですが、数か月ほどHPを運営していれば、ある程度の技術と知識がつきます。

しかし、HP制作の経験がない人からすると上記した点も、非常に難しいことのように思えるでしょう。「難しそう」だと思ったことは「やらない」人の方が多いのです。やる人が少ない、できる人が少ないことは、仕事になります。

HP制作の相場

HP制作の副業 相場
料金備考
A約100万円~SEO等の集客、運用支援を含むサイト
B約15万円~100万円オリジナルデザインを使用したサイト
C約5万円~15万円テンプレートを使用した簡易サイト

最も安いHP制作業者を調べると、4ページ作成で約5万円で制作可能でした。多くの制作会社が、トップページや全体のデザインで10万円~30万円かかります。また、1ページ作成ごとに5,000円~10,000円など、作業量の多さに合わせて料金も上がります。

当たり前ですが、料金が高くなればなるほど、求められる質も高くなります。自分の制作できるHPの質に合わせて、制作料金を決め、営業すると良いでしょう。

個人でHP制作を受注する場合の顧客と相場

HP制作の副業 個人で受注する場合の顧客と相場

企業用のHP(コーポレートサイト)は特にデザイン性の高いHPが要求されることが多く、料金も高いです。大企業のHPにもなると、企業のブランド戦略にも関わりますので、念入りに打ち合わせをし、テストサイトなどを制作した上で正式にリリースされます。

個人でHP制作を代行するならば、企業のHP制作を受注するのは難しいでしょう。大きな企業ほど委託先が信用できる企業でなければなりませんから、個人に委託することはほぼありません。また、委託先には多数の実績を求められる場合が多いです。

中小企業や個人事業主の方などで、古くからHPを制作していたり、そもそもHPがない場合もあります。そのような場合であれば、個人でもHP制作を受注できる可能性があります。

最近では、個人で経営されているような小さなお店であっても、HPを持つことで優位になります。多くの方が飲食店や美容院などに行く前に、お店のことをインターネットで調べる時代です。お店のHPを持ち、商品を効果的に宣伝できれば集客が見込めます。

私の経験談として、知り合いの会社のHPを約10万円ほどで0から制作しました。問い合わせフォーム、予約フォームの実装、年間の更新サポートなども含めての料金なのでかなりお得だと思われます。ブログのような記事作成も代行しており、固定ページ以外に年間で10ページ程度作成しました。

業種的にはHPを制作している会社が多くなかったため、優位性は出たように感じます。また、予約が必要なサービスを提供していたため、予約フォームの実装はかなり役立ったようでした。実装した機能に対して、料金は相場の最安値でしたが、自身の技術と作業量から算出した料金であり、自分の副業としては十分でした。

大小多くのHP制作会社がありますが、「この程度でこんなにお金をとるのか」と思ってしまうこともあります。HP制作のことをよく分からない人が多いため、高く設定しても成立してしまうのでしょう。しかし、長い目で見るとそういう商売は信頼されないと思います。作業量ベースで良心的な料金設定にしたいものです。

・個人経営のお店などのHP制作を受注する
・料金は約5万円~30万円
・作業量ベースで料金設定する

個人でHP制作を受注する場合の必要技術

デザイン

個人経営のお店などのHPを制作するのであれば、デザイン性の高さによるイメージ向上は欠かせないでしょう。せっかくHPを制作したのに、デザイン性が低いと逆効果になりかねません。お店のイメージカラーやロゴなどを効果的に使用し、デザイン性の高いHPを制作する必要があります。

デザインについては、同業種のHPを参考にすると良いでしょう。暖かみのあるカラーや、スタイリッシュなデザインなど、業種によって好まれるデザインが異なります。多くのHPを見て、良いものをピックアップし、依頼主と相談しながら決めていきます。

HPを使いやすくするために、サイト構成も考慮すべきです。メニューに配置するべきリンク、ヘッダー、フッター、サイドバーに配置するウィジェット、記事のカテゴリー構成などを検討します。ユーザーがどのような目的でHPに訪れるか、今後どのような記事を書くことが多いかなどを考え、決定します。

記事投稿などリリース後の更新サポート

HPは記事が多い方がGoogle等に優良サイトと認識される可能性が高くなります。また、ユーザー側からしても多くの情報が発信されているHPの方が有益になるでしょう。お店のHPの場合もブログ形式で商品の説明やイベントの説明をしている場合が多いです。

そのため、お店の方が簡単に記事を作成し、アップロードできる仕組みを整えた方が良いです。WordPressで実装すればそれが可能です。マニュアルなどを用意して、使い方を説明してあげられると喜ばれますね。

予約機能

お店によっては予約フォームを実装する必要があるでしょう。自動で日時などを選択し、予約できるような機能を持たせます。予約がいっぱいになれば、自動で予約を締め切るようにします。このような機能も少し勉強すれば、WordPressで実装することができます。

予約は電話のみで対応しているお店は多いので、予約フォームを実装できるとかなり喜ばれます。予約フォームの実装は、高い別料金を設定しているHP制作会社が多いです。こうしたオプション機能の実装は、あまり知識がない方からすると「難しそうなことをしているから料金が高くなるのは仕方ない」と思われるようです。作業量ベースでの料金設定をしてあげるだけでも、良心的な価格設定になると思います。

EC(電子商取引)

ECと呼ばれる、Web上で買い物ができる「決済システム」の実装を希望される場合もあります。しかし、ECは技術的な障壁が高く、リスクも大きいので個人で受注するには無理があります。現在は、楽天市場などのモール型サイトに出店することで、Web上で物を売ることができます。ECについては大手企業のサービスを利用する方が良いです。

一応、WordPressのプラグインでECサイトを実装することはできます。海外の企業が提供しているプラグインが多いです。機能制限がかかりますが、無料で使用できるものもあります。多くの機能を使用するのであれば有料コースを選んだ方が良いでしょう。有料プラグインは基本使用料に加え、実際に決済された額の数%を支払う形式が多いようです。

バグ対応

HPが表示されない、意図したレイアウトで表示されない、などHPを運営していると問題が生じる場合があります。

多くがWordPressやテーマの機能を正しく使用することで修正できますが、HTMLやCSSの知識が必要な場合もあります。こうした問題に対して、迅速に処置できるかどうかが重要です。

まとめ

・HP制作の料金は求められる質とともに上がる
・個人経営のお店などを対象に約5万円~30万円での制作が多い(作業量ベースで料金設定)
・デザイン性の高さは必須。予約システムなど、知識と技術があれば単価を上げられる。

個人でブログ運営などをしながら、HP制作の技術を高めていけば、副業として受注できるかもしれません。IT関連はいまだに料金が高く設定されている場合もあるため、個人で受注できるのであれば相場より低価格の料金設定であっても利益を出しやすいですね。

とはいえ、信頼を得て受注するまでが難しいところです。私は知り合いの会社から受注しています。今後は、中小企業診断士として関わりながら、HPを使用した広報戦略も提案していこうと思います。

デザイン性の高いHP制作ならSWELLがおすすめです。

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