中小企業診断士の副業 仕事を見つけるには人脈作り
中小企業診断士をこれから取得する方、合格したばかりでこれから中小企業診断士の資格を活かして仕事を探したい方、どちらも「どうやったら仕事を探せるのか?」が気になると思います。
中小企業診断士の先輩がブログなどで紹介されていますが、「人脈作り」が何よりも大事だということです。公的業務や民間業務、どちらの仕事を探すとしても、知人から紹介されている割合が高いです。公的機関は公募という形で相談員の仕事などを募集しています。しかし、職員との繋がりがある診断士や、これまでに仕事を受注した経験のある診断士が優先して採用される可能性が高いです。
人脈が大事だということは分かったけど、どうやって人脈作るの?という疑問が浮かんできます。そこで、中小企業診断士の人脈作りについて調べました。
中小企業診断士の人脈作り コミュニティに登録
「中小企業診断士を取得すると、人脈作りに有利」と先輩診断士の方や予備校講師の方が口を揃えておっしゃるようです。何故人脈作りに有利なのか?もちろん、資格を取得するだけで自動的に人脈が広がるわけではありませんね。人脈を作るために有効なコミュニティに属することができるようになることが大きな理由です。
どのようなコミュニティに登録できるようになるのでしょうか?
中小企業診断士が登録できるコミュニティ
①受験生用勉強会(タキプロ、弱小勉強会、経士会、ねくすと勉強会など)
②合格後、受験生用勉強会に運営側として登録
③都道府県の中小企業診断士協会(年会費必要)
④中小企業診断士協会及び支部内の研究会、プロコン塾
①受験生用勉強会
受験生用の勉強会に参加したことがありませんでしたが、結構色々あるみたいです。東京、名古屋、大阪といった大都市で実施され、勉強スケジュールや勉強方法などの説明を受けることができます。また、同じ中小企業診断士取得を志す受験生と繋がることができるというメリットがあります。
最近はコロナの影響もあり、Zoomなどを使用してオンライン勉強会を開催しているようですね。ブログ形式で受験生向けに情報を発信している団体もあります。実際に資格を取得した先輩診断士のアドバイスを読むことができるので、これから中小企業診断士を取得したいという方はチェックしてみましょう。
②合格後、受験生用勉強会に運営側として登録
受験生用勉強会のタキプロなど、合格後に運営側として登録できる勉強会があります。登録した方のブログを拝見すると、診断士仲間とつながることができ、人脈作りに大いに役立ったようです。
運営側として参加する場合、「勉強会班」、「セミナー班」、「ブログ班」、「IT班」、「事務局」のうち、最低でも1人1班所属して活動するようです。詳しくはタキプロのHPをご覧ください。
③都道府県の中小企業診断士協会(年会費必要)
登録1年目の中小企業診断士がほぼ入会するのが、各都道府県の中小企業診断士協会です。入会費、年会費がかかりますが、人脈作りには欠かせないようです。春に交流会が開催されるなど、まさに人脈作りのためのイベントが定期的に開催されています。名刺交換会のような状況になりますから、自分の顔写真入りの名刺を作っておくと良いでしょう。
資格試験を主催しているのは「中小企業診断協会」で、資格取得後は「経済産業省中小企業庁経営支援課」に登録申請を行い、人脈作りのためには「都道府県の中小企業診断士協会」に入会します。ややこしいですね(笑)
④中小企業診断士協会及び支部内の研究会、プロコン塾
都道府県の中小企業診断士協会に入会したら、協会やその支部内にある研究会に参加すると良いでしょう。知識習得、スキルアップに役立つ上に、先輩診断士にお会いできる機会ですので人脈作りにも有効です。良いことづくめですね。
都道府県の中小企業診断士協会やその支部の活動については、入会前からHPで確認できます。自身が入会を検討する協会のHPをチェックし、イベントスケジュールなどを見てみましょう。
研究会はテーマを決めて行われています。地域研究会やデジタルマーケティング研究会、事業承継研究会など様々なテーマがあります。自分自身が強みにし、コンサルティング業務を行っていきたいテーマの研究会に参加すると良いでしょう。
プロコン塾とは、協会が主催する「プロフェッショナル・コンサルタント」養成のための研修です。例えば、東京協会では毎月第4土曜日開催で、年12回の研修を受けることができます。参加費用は12万円です。独立後の営業方法、企業を訪問しての現地実習、プレゼン能力向上、などを学ぶことができるようです。講師、塾生同士、塾生の先輩などとのつながりができます。費用はかかりますが、コストパフォーマンスはかなり良さそうですね。
・受験生のうちから勉強会に登録して人脈作りをしよう
・合格後は都道府県の中小企業診断士協会に登録し、研究会やプロコン塾に参加しよう